ケータイだけ持って、急いでいつもの場所に行くと、もう仁はいた。 「仁!」 駆け寄るとすぐに仁に抱きしめられた。 「仁…?」 「結依が…可愛いこと言うからだ」 「え?」 ぎゅっと強く抱きしめられる。 抱きしめられてるせいで仁の声が近くで聞こえてくすぐったい。 「結依が可愛いこというから今すぐ抱きしめたくなったんだよ」 びっくりする言葉に顔をが赤くなるのがわかる。