すると頭に仁が手を置いた。 「フッ…結依なかなかやるな」 え?! 私の頭を撫でながら続ける。 「そんなこと言うんだな」 声が優しい。 なんだかすごく落ち着く。 「可愛いな」 ぽつりと仁がつぶやく。 キュンとする。 頭を撫でるのをやめて、 仁は優しく私を抱きしめた。