ん…
ぼんやりとする意識。
ここはどこだっけ?
私は何をしてたんだっけ?
うっすらと目を開けると、すぐそばに仁の顔が…!
「わぁっ!」
思わず声をあげる。
「やっと目覚めたか」
仁が笑う。
そうだ!
私気を失ってたんだ。
仁にキス…されて。
「ごめんね…仁」
おずおずと謝る。
どの位寝てたかわかんないけど、
仁につまんない思いをさせちゃったよね…
「気にすんなって!俺こそ悪かったな。でもまさかあのくらいで気を失うとは思わなかったな」
!!
あのキスを思い出して顔が赤くなる。
今日は顔が赤くなりっぱなしだ。


