あれからと言うもの
お兄ちゃんはよく、飯豊さんと居るのをよく見かける。
帰りも遅いし、
秘密の場所にも来ない
嫌われちゃったんだ。
確定できるよ。今なら…
飯豊さんと居るのを見る度に、涙がでそうになる。
下手したら、涙が止まらないんじゃない?っていうほど………
「はぁ‥」
独りで小さなため息をついた。
「どうかした?」
机に伏せていた私を、下から見上げて聞いてくる海斗に一瞬ビックリした。
「な、なにもないよ!」
お兄ちゃんの相談なんて死んでも言えない!
「じゃ…なに?」
深いところまで聞かないでよぉ………
悲しくなって来ちゃうじゃん!
ケータイ小説 野いちご
禁断兄妹恋愛
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