「………さてと。ぱぁぱはどこかなぁ~?」
「ぱぁぱ~~。」
そして、やって来ました!
大学の中をキョロキョロ見回すあまりに可愛らしい二人組………。
白羽がいることもあって、女の子達から先生方までが乗り出すようにしてそっくりな歳の離れた二人を見ている。
「か…っ、可愛い~~っ!!」
「姉妹……っ!?なんでこんなとこにいんの…っ!?」
「うわ…っ!?超美少女!!」
どうやらどの人も……雪兎が母親だとは思えないようで………。
そんな注目されているなんて思いもしない雪兎は……大好きな旦那様探しに忙しい。
その時――――
「………あれー?うさちゃん??」
爽やかなそんな声に振り返れば…………
「あ……。ハルと同じクラスだった………。」
そこには高校時代、時春と同じクラスだった爽やかなイケメン――――
「あ~…、覚えててくれたんだ?そうそう♪俺、来栖~。」