「ねぇ、本当にどうしたの?」
「………。」

私が聞いても答えない。

_______________私が、もうちょっと早く、_____


その日から、聖十は避けるようになった。

目も合わせてくれなくて、
二人っきりになると
聖十はどこかへいってしまう。


そんな日が続いたある日。