拓眞と、Angelの関係性なんて、全く知らない。




ただひとつだけ、俺の宝物のような思い出がふいに蘇った。






俺達の、

始まりの場所。





もしかしたら、

そうかもしれないって。





頼むから、そうであってほしいって。



「はぁ…っ!」



緊張、焦り…よくわからないものが、俺を包む。




「…拓眞!!!」





よかった、


これで…………