「お前が心配だったから、任務せずに飛んできたんだよ!」
………え?
それって、私のために…?
ってこと?
言い終わった後の陸の顔は、
さっきよりもさらに赤くなっていた。
私はそれがなんだか微笑ましくなって、
陸に笑顔を向けた。
「陸、ありがとう。」
今の気持ちをたっぷり込めて言った。
「おう。」
陸が照れくさそうにそう言った後、
二人して顔を真っ赤にして同じ電車に乗り、帰った。
任務してないし、明日みさに怒られるだろうな…。