部屋に戻ると奇妙な違和感がありました。

 それはまるで誰が部屋に入り込んだような感じでした。

「誰か…居ます?」

 その言葉に反応するかのようにカーテンが揺れて驚きましたが、窓が空いてたので、それが風の仕業だとわかり、再びページを開いて机に伏せていた雑誌を読み始めました。

 グラスに飲み物を注ぎ雑誌を読んでいると…