その優しい笑顔が…私の心の中のなにかをゆるめたように… 私の目からは止めどなく涙が溢れた… 「何かあった?俺でいいなら話きくよ?」 男の子は私の手をギュっと握ってくれた その温かい手が私をすごく安心させたんだ… 「…私、お父さんいなくて…お母さんと2人だけなんです…だけど…お母さんが事故にあって…意識が戻りそうになくて…」 私は男の子にそれだけを言った