ケータイ小説 野いちご

私の兄は、アイドルです。

 




「…っと、時間やばっ!」



ふと時計を見ると、もう家を出なければいけない時間を過ぎてて。


私は、フラつく足で学校に向かった。




──今日は……


澪達と旅行の写真交換するし。

新学期だから席替えもあるし。


何より……

今日夏休みの課題持って行かなきゃ、
補習になっちゃうし……!




ただ、補習と席替えが嫌で。

旅行の写真渡さなきゃだし。


たったそれだけのために、学校に行ったのに。



そんななんてことない理由で、
学校に行ったのに。





まさか――



――あんなに事態が急展開するなんて、


この時の私は思ってすらいなかったんだ。






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