……と



「はは、2人って本当に仲良しだよなぁ」


「はぁ!?」



私達のやり取りを見ながら笑った豊さんに向かって、
足を止めてめちゃくちゃ嫌そうな顔をしてやった。


仲良し!?
有り得ないしっ!



「豊さん!?それ間違ってますから!

私とバカあ……じゃなかった、お兄ちゃんは、絶対に仲良しなんかじゃないですからっ!」



「……なぁ音遠?
今俺様の事『バカ兄』っつったよなぁ?」



やっべ、つい口が滑って……汗



「え……いや、言ってないけど……?」


とっさに嘘を吐いて誤魔化そうとしたんだけど……



「……コーラゼロ10本な。
しかも、2リットル。」


ニヤリと意地悪く笑ったウザ兄は、

楽しそうに……言い放った。



ううう
うぜぇぇぇぇええ!!


10本を2リットル!?
っていう事は……
20キロ!?




「無理に決まってんじゃんっ、本気でバカじゃないの!?」


「うっせー早く行け。
チビ牛が。」



ちっ……チビ牛~!?

チビは分かるけど……
牛って……牛って!


ウザ兄の奴、絶対私の胸見て言いやがったんだ!


変態!気色悪っ!