ケータイ小説 野いちご

ある日の出来事

「今日、和也に話さないといけないことがあるの。」僕はドキッとした。もしかしてと期待すらしてしまった。      「どうしたん?改まって?」 「10年前、この海で死体が発見されなかった?」僕は一瞬、はっ?と思った。そういえば僕が小学生の頃、この海で女の水死体が発見され、地元で大騒ぎになった。          「確かそんなことあったなぁ。でも急にどうしたん?」   「その人はね、付き合ってた男性が事故で亡くなって後追い自殺をしたの。」       「何でそんな事知っとるん?」僕はますます訳がわからなくなった。           彼女は続けた「でね、その女性っていうのが…私なの。」僕は自分の耳を疑い彼女は何を言ってるんだ?と思った。

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