「それは怪しいわね。」


漆黒の長い髪を風になびかせながら彼女が呟く。

三宮琴羽(サンノミヤ コトハ)
私の親友。
高校、大学と一緒で就職先も同じなのだ。


今は昼休み。
琴羽に相談して返ってきたのがあの言葉。

「やっぱり琴羽もそう思う!?」



「だってあのクールな瀧先輩がそんなになるなんて想像出来ないんだもの。」

そう言って琴羽はコーヒーを一口飲んだ。


「瀧どうしたんだろ・・・・・・」