ピンクに白いハート柄、手触りのいいパイル地のルームウェア。
下は超ミニのショートパンツで、大胆な作り。
お気に入りなのだ。
「じゃあああん!はーちゃん見て見てぇ!」
「……アンタ、なにしてんの?」
「ちょっとだけだから、いいじゃん」
はーちゃんは少し呆れてたけど、「可愛いね」って言ってくれた。
コンコンッ――。
調子にのっていると、誰かが部屋をノックした。
「誰ぇ?」
「きっと羽鳥たちだよ。はーちゃん、あたし出る!」
むふふふふふ。
「はいはぁああい!」
あたしはルームウェアのまま上機嫌でドアを空けた。