「…ホコリまみれになってるじゃん。」


と、3人からつっこまれ、
苦笑する沙弥。


「とにかく!
…今は『日常』じゃない。
まだ、やることたくさんある。」


3人はうなずく。


『ずいぶんとゲームを楽しんでいるようだねぇ?
岬さん?』


突然、放送でゼロの声がした。


『そう、今は【日常】じゃない。
【ゲームの途中】に過ぎない。

そんなに油断していると、
負けてしまいますよ?』


「負ける、だと?」


金石がすぐさま反応した。


「俺たちが、
【負ける】なんてことはあり得ないんだ。
【絶対に】、な。」