「…えっ?う、うん。
高1のとき、情報の授業で使ったじゃん!
忘れたの?」


水華はちょっと笑った。


木本は「そうだっけ?」と首を傾げた。


「あいつら…
パソコン室に俺たちを行かせて、
何を…」


独り言のように金石が呟く。


「…きっと、パソコンを使って何かの謎を解かせる、ってところだろうね〜。
くだらないし、めんどくさい!」


呆れた顔の沙弥。


「謎?
…そういやクイズって言っても、色々ありそうだしね…」


と、木本が言った。


そうこうしているうちに、
問題の401教室に着いた。