ケータイ小説 野いちご

愛する息子へ

あれから10年の月日が経った。


 君の弟は、あの時の君と同じ、10歳になった。皆んなに愛されて、すくすく成長した末っ子は、天真爛漫な甘えたさんに育った。身長だって、あと数年でお母さんを超えていくだろう。

「ひょっとしたら君の高い身長だって、超えていくかもしれないよ?」

そう言ったら君は

「ハハハ! まさか。」

と鼻で笑うけど。でもお母さんはそんな未来もちょっと楽しみにしてるの。

 そんな君は、もうすぐ、二十歳の誕生日を迎える。あの時書いた作文の通り、弟を大切にしてくれたね。
ありがとう。
優しい君は、お母さんの自慢の息子だよ。




愛する息子へ
             母より

< 2/ 3 >