なんだ、ヤるか。ヤればいいのか。ジリジリとにじり寄ってくるイケメンたちに、混乱するアリギュラの思考は物騒な方向に傾く。 「わ、わらわに寄るな、触るなー!! それ以上近づくなら、貴様らに『覇王の鉄槌』を……!」 「こちらにおられましたか!」 その時、イケメン三銃士とは別の、第三者の声が響いた。イケメンたちが振り返るのと同時に、アリギュラも彼らの合間から新しいその人物を覗いた。