ケータイ小説 野いちご

好きになってはいけません。




…って、蒼は追い出したって…


もしかして蒼がこっちに来るとか…?



海で避けられてから、帰る時もご飯の時も、話さなかったし、顔も合わせなかった。


なんとなく…気まずい。



友樹くんが、別荘を出て少し歩いたところにコンビニがあるって言ってたし、


蒼が来る前に飲み物でも買いに行こうかな…。



財布と携帯を持って、部屋のドアを開けると


曲がり角の先の部屋の方から、声が聞こえた。



「いらっしゃい!」


「悪いな、邪魔して」


「一人部屋だから全然へーき!」



……聞こえた会話で、なんとなくわかった。


曲がり角の先の部屋は、笑美さんの部屋…。



聞こえた男の人の声は……蒼のもの。



……そっか、蒼は…


笑美さんの部屋に行ったんだ。


なんで、私のとこに来ると思ってたんだろう。





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