ふと柚葉を毎朝迎えに行っていた時のことを思い出す。
門から見える階段を柚葉の手を取り降りた日が懐かしい。

あの頃よりは柚葉を守れる人間になっただろうか。

永遠は心の中で仕事を始めて生活が落ち着いたら柚葉に会いたいと思っていた。

そう考えると柚葉の今が分からない永遠は不安を覚える。



・・・気持ちは通じるだろうか・・・と。