ケータイ小説 野いちご

AとS

勉強がわりかし好きだった僕は、無事受験に合格し、関東ではまあまあ名の知れた共学の高校に通っている。勉強の成績はいつも学年の4分の1に入るくらい。悪い方…ではないと思う。部活は陸上部、種目は1500メートルだ。大体いつも5分30秒くらい、まぁ普通か…?いや、ちょっと遅いかも。こんな感じでとくに秀でたところがあるわけでもない僕の学校生活は、平凡そのものだった。休み時間には男友達とバカやって、朝に急いで宿題を写したり写させたりして、たまに友達の恋ばなを聞いて、そんなたいして刺激もない生活が、楽しくて好きだった。この生活がずっと続くんだろうと思っていた。

あの時までは。

< 2/ 12 >