佑馬とは大学のピアノサークルで知り合った。
明るく楽観的な彼は私生活も変わっており、サークル内では変人キャラだがピアノを弾き始めるとその空気は一変する。彼の弾くピアノは、優しい。
そんな彼の第一印象は………
正直覚えていない。
だから意味がわからないのだ。なぜ今更?


ハッと我に返ると、佑馬は不思議そうな顔で私を覗き込んだ。
「何黙っとんの?体調でも悪いんか?」
「あぁごめん、ちょっと考え事してて…」
「なるほどな〜、じゃあ行くわ〜。またサークルでな〜。」
「うん!ばいばーい………」


ああああ!!!
もう!!!勘弁してくれ!!!