もちろん私たちは付き合っている。
だが社内ではそれは秘密にしている。
それは私たちの間で、秘密の愛の交換が行われているから。
彼に嫉妬して欲しい。
彼は嫉妬して、目の周りをうっすらピンクに染めながら私の目を真っ直ぐに見つめて、お仕置きしてくる。
彼が可愛かった。
私のことがどれくらい好きなのか、一瞬でわかるあの幸福感はたまらなかった。
でも最初に嫉妬させてきたのは彼だった。
それは月曜日の午後、仕事が終わって帰ろうとした時のことだった。
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