ほんと私は、何を暴露してるんだ!! しかも本人に…。 でもこれは妄想…大丈夫大丈夫。 「ふーん…。じゃぁちなみに今妄想してる?」 いや、っていうか… 「これ自体妄想ですよね?」 じゃなければ、私みたいな地味女が壁…壁ドンされるとか… 「妄想じゃないけど?」 「へ?」 「だから、妄想じゃないって。」 も、ももも妄想じゃ… 「し、失礼します!!」 私はガバッと立ち上がって阿久津くんから抜け出し、急いで家に帰った。