ケータイ小説 野いちご

ペットな彼女の甘え方




「いただきまーす!」



遠慮なく頂いちゃうもん!



パクッと一口食べてみると、程よい甘さが口いっぱいに広がる。



ん〜〜っ!!

美味しいっ!!

これならいくらでも食べられる!!



「こら!あなた達!!何をやってるの!」



パクパクとひたすら食べていたら、そんな先生の怒鳴り声が聞こえてきた。



び、びっくりした〜…。


ん?



「あ!せっちゃん先生、こんにちはっ」


「あら西條さん、こんにちは…って、どうして貴方がここに居るんですかっ」


「せっちゃん先生、怒らないで!私がみんなに食べたいなって言ったの」


「そういう事で怒っているんじゃありません!!」



あれ?

私がみんなのガトーショコラ食べちゃったから怒ってるんじゃないの?


キョトンと首を傾げていると、隣にいた女の子がそっと耳打ちで教えてくれた。



「実瑠来ちゃん、たぶん授業中になんで他のクラスの実瑠来ちゃんがここに居るのかって事に怒ってるんだと思うよ?」


「あ、そっか」



それで怒ってたんだ。





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