こうして晩ご飯を終えたわたしたち。


今わたしは洗い物をして、榛名くんがお風呂に入っているところ。



やっぱりいまいち実感がわかない。


ほんの数時間前に出会った人と、しかも自分が大嫌いだと思った人と一緒に住むことになるなんて。


やっぱり、ついてないことは連鎖してきた。これ以上のことが起こったら、もう身が持たない。



ってか、この同居は絶対誰にもバレるわけにはいかない。


仮にも高校生の男女2人が一つ屋根の下住んでるなんて周りに知られて、変なこと考えられたら嫌だし。



明日にでも榛名くんに言っておかなきゃ。この同居秘密だからって。


それから、お風呂を済ませて、夜寝るまで自分の部屋にこもって、榛名くんとは会話することなく、今日は終わった。