ケータイ小説 野いちご

たとえ、この恋が罪だとしても。




入学式の日から変わっていない、窓際の席。


思っていた通り、グラウンドがよく見える。



机の上に教科書を開き、耳は授業に傾けるが、意識は窓の外に向いている。



入学して3ヶ月が経つと、だいたいの授業割りがわかってきた。


自分のクラスだけじゃない。


お兄ちゃんのクラスのもー…


今の時間は、きっと体育。



けど7月のため、体育の授業はグラウンドではなくプールで行われている。


だから、ここからグラウンドを見てもお兄ちゃんの姿は見えない。



けど、ふとした時に見てしまう。




相変わらず、家ではなかなか話す機会がない。


朝は朝練に行き、放課後は部活なのかデートなのかわからないけど遅くに帰ってくる。


学校でも校舎が違うため、廊下ですれ違うことも滅多にない。






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