ケータイ小説 野いちご

たとえ、この恋が罪だとしても。







後日、お父さんから入学式の写真を見せてもらった。




アルバムに貼ってある写真を見ると、やっぱり微妙な笑顔をしている自分が写っていた。



¨緊張してたんだな¨と、お父さんには言われ内心ホッとした。



そして、いつからだろう?
お兄ちゃんが家族写真に写らなくなったのは…と、家族のアルバムのページをめくりながら、ふと思ってしまった。



私の小学校卒業式の写真にも、写ろうとしなかった。

お母さんが誘っても¨いいよ、俺は¨と言い、来なかった。



だから、お兄ちゃんの中学校入学式の写真に、私が無理やり写り込んだのが最後の家族全員の写真だったかなー…




ペラペラとアルバムを遡ると、やっぱりそうだった。




家族より、彼女なのかなー…



妹より、彼女なのかなー…



昔は、誰よりも私の側にいてくれて守ってくれたのに。




小さい頃の写真まで遡ると、お兄ちゃんと二人で写っているのがほとんどだった。


お兄ちゃんの隣には必ず私だったのに、今は違うんだね。




入学式で見た光景を思いだすと、少し嫉妬した。






< 24/ 221 >