「い、今すっごい爽やかでイケメンの、須藤って男の子が真菜を迎えにきたって……!」



だけどその予感は的中するもので…………


「………はぁ!?
なんで須藤くんが私の家に来てるの!?」


「あんた約束してたわけじゃないの!?」


「当たり前じゃない!
ちょ、ちょっともう行ってくるね!」


そう言い残し、私は急いで靴を履いて外に出ると…………



「あ、小野田さんおはよう。
急がなくていいのに。」



と言って爽やかで優しい笑みを浮かべた須藤くんが家の前に立っていた。


な、何このイケメン……!


じゃなくて!


「ど、どうして須藤くんがここにいるの……?」


「どうしてって、彼女と一緒に登校するものじゃないの?」


「そうだとしても本当は付き合ってないし、ここまでしなくても……」


「ダメだよ、それじゃあ。
嘘をつくなら徹底的にやらないとね?」


少し悪そうに笑う須藤くんが綺麗で、かっこよくてドキッと胸が高鳴った。