桜:悠、ごめんなさい。夕飯の時に零に言われたわ、父さんがもし許してないなら何かしら起きてるはずだから間違ってるよと。確かに悠に厳しくしても悠と零の父さんは帰って来ないわね。


悠:零がそんなこと言ったんだな、心臓の病克服してから強くなったよ。移植前は恐がってお兄ちゃんと泣いてたのにな、心臓ドナーになってくれた人のお陰だな…。練習したいから学校行くよ。


桜:お願い、零の検診に一緒に行って。零は悠ばかりだから、喜ぶわ。たまには、午前中休みなさい連絡しとくからね。進路就職にしてるのね?、零がいるし専門学校が精一杯だけど進学しなさい。


悠:ありがとう、母さん。零の検診一緒に行くよ、進路変えるなら頑張らないとな。嬉しいよ、零のお陰だな(笑顔)。


桜:そうね、何年ぶりかしらね悠の笑顔を見たのは。これからは悠と零の母親なんだからしっかり働いて父親が空から安心していられるようにしなくちゃ。


悠:うん、体調には十分気をつけて母さん。


桜:ありがとう、悠。


零:おはよう、お兄ちゃん、母さん。いつもならお兄ちゃんいないから母さんと話せたんだね?。


悠:ありがとう、零のお陰だよ。検診一緒に行くよ、進路進学するから。