「おっ」

なああああああああああああんと!

店に入って来たのは手をつないでるイケメンとイケメン!!!!

私はこっちのレジに二人に来てほしいと思いながら、二人をくいいるように見つめる。

そして来た っっっ ーーーーーーーーーーーー!!

かごの中には鮭おにぎりとのり弁、そしてお茶一本が入っていた。

お茶一本ということは間接キス確定っ!

「またのお越しをお待ちしていますっ!」

言ったことのない定文を大声で言った。

その声に二人で苦笑いする顔も最高!!

「はぁ~、幸せ」

私は興奮してゆるんだ顔をおさえて言った。

「あれが好きなんだ」

客がいなくなった店内で中島先輩が言ってきた。

「っ!」

BL好きバレタましたか?!

「図星か」

「えっと、その・・・秘密にしてもらえますか」

「嫌だって言ったらどうする?」

「えっ……と…」

困った私の顔を見て中島先輩が言った。

「で、どっち?」

「えっ?」

……助かった。BL好きはバレてない。

「何驚いてんの?」

「いえ、なんでもありません」

「ふーん。客来た」

中島先輩は商品陳列の仕事に戻った。