802号室(竜也の部屋)

「・・・ふー。」

(華ちゃん、かなり可愛いしモテるのに彼氏居ないし、背後に男を寄せ付けないから何かあるんだろうとは思ってたけど・・・あんな過去があったなんてな。
思わず抱き締めちまったけど・・・小さかったな。
普段はめっちゃ元気だし、俺とバカみたいに騒いでるし、・・・常に笑顔なのにな。

・・・俺があの笑顔を守ってやりてぇ。
俺が華ちゃんの不安を消してやりてーな・・・。
何より。俺が華ちゃんとずっと一緒に居たい。)


華と竜也は恋のはじまりを確信していた────。