その日から毎日
蘭那が私の隣にいるようになった
気づかなかったけど
同じクラスだった
私が無愛想であまり会話をしないのに対し
蘭那はこれでもかというほどよく喋る
「琴葉は兄弟いる?」
ほとんどが私への質問で
「いない」
私はそれに対し素っ気なく返すのだが
「やっぱり!そうだと思ったんだよねー!」
気にしていないようだから
「…」
私も気にしないことにした
ただ蘭那のおかげで
学校が少しだけ楽しくなったのは
まだ言わないでおこう
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