ただ、つばさの言葉が嬉しかった。
どんなに、今まで辛いことがあっても。
今の言葉で辛さがなくなった。人の言葉がどんなに私の世界が変わるのか。





「だけど、俺はお前と一緒の道を進みたい。だから、俺と結婚を前提でお付き合いしてください。」





うそ……こんなにもすぐ、私は幸せになってもいいのか。本当に言ってるくれてるのかな。





「つば……さくん?」






「なに?」





優しく微笑んでくれた。
たったこんな少しの時間で私達は1分1秒針が動くたびに、少しずつ恋に落ちていたのかもしれない。でも、私は迷わなかった。