ケータイ小説 野いちご

想いは苦しみ~遅かった恋~

彼の笑顔に心を奪われるように意識が彼へと集中した。


....ダメダメダメ!何を考えているんだ、立花陽!


「..っんなことないし‼」


嬉しいなんてないよ..


心にそう聞かせる。でもどこかすみっこで嬉しいと思ってしまう私がいる。


みんなに笑われたり、ちゃかされたりしていなかったら、私は一人だったのかな。


そんなことを一人考えてしまう。


「そっか~“そんなこと”あると思ってたのにな~」


「無いって言ってるでしょ!」


あーもう、ムカつく...


「そこ静かにしてください!後、立花さん!」


委員長が私の方を向いていった。


「女子はリボン!ネクタイ禁止!」


その一言にクラスのみんなの視線が集まる。


「えー?だってリボンよりネクタイの方がかっこいいじゃん?」


その瞬間私の言葉でクラス全員の笑い声がドッとクラス中に響きわたった。


別に私は笑いを求めた訳じゃない。ただ本音を言っただけだ。


すると委員長がにっこり笑って、


「立花さん?あなた本人が出した答えなので、私は構いませんよ?」


「はい?」


私は適当に聞き返した。


「...では、今日は居残りで勉強決定ですね」


.......え?..え、え、えぇぇぇぇぇぇ??!!


いやいや!!!!聞いてませんよ?!!


最悪だ。きっと私は今変な顔をしているだろう。


「...はい。わかった..です」


とにかく最悪。

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