「あ、璃子??桜ちゃん来たんじゃない?」



お母さんが後ろの方から声をかけてくる。




多分、私が早く出ないのが不思議に思ったのかな。




「あ、うん!もう行く」





ガチャ





「おはよう!璃子ちゃん!」





「えーっと、おはよう桜?」





本当に桜だった。





「あははっ、なんで疑問形なのー??」





「私がいたら邪魔じゃないかしら?」





「え?どういうこと?」




そういう桜は本当に何もわかってないようだった。





「まぁ、いいわ。優に聞くから」




「えー!ずるいー!」




桜に聞いてもどういうこと?ばっかり言ってきそうだから。