ケータイ小説 野いちご

【完】溺れるほど、愛しくて。




この先、どうなっちゃうのかな。
やっぱり…家に帰った方がいいのかな?


慶さんは出ていかなくていいと言っていたけどいつまでも居座るのは迷惑だよね。


どうしよう……


迷っている間に授業は終わり、カタカタと椅子を引く音がしてあたしも慌てて立ち上がった。


そして、一番に教室から出て校門に向かった。


ローファーに履き替えてトントンとつま先を鳴らす。


もう少しくらい…一緒にいてもバチは当たらないよね。



「お嬢様…!」



えっ…?
校門を出てすぐ聞こえてきた声。


そちらに視線を向ければいつものスーツに身を包んだ狭間さんが困ったように


眉を八の字に下げて立っていた。


どうして……いるの?




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