手を合わせ目で、聖夜にお願いしたけど無理みたいで、聖夜の爆弾がついに落とされた。



「百合いい加減にしろよ。店長にそんな口聞いたら許さないからな。俺とおまえはバイト仲間それ意外は何もない。店長に何かしたら俺が許さないから。」



怖いです。



「聖夜は何でこんなオバサンが好きなの。聖夜より12才も年上だよ。聖夜が22才になると彼女は40才のおばあちゃんだよ。」



分かってるけど、40才はおばあちゃんではなくて、おばさんだと思いますが。



口に出して言える訳もなく、じっとうつ向いたままでいた。


お願いだから、揉めないで下さい。


百合ちゃんの気持ちが分かるから、なるべく聖夜とは関わらないように気をつけます。


「年は関係ないと思ってる。12才年上だろうと、好きになればそんな事気にもならない。」



そこは気にしてほしいんですけど。



《おい美莉気付けよ。俺の何気無いこの告白に、普通は気付くだろ。》



「聖夜バカじゃないの。おばさんは聖夜の気持ちに全く気付いてないし、諦めないから。30才のおばさんに負けたくない。」



負けたくないって言われても、最初から勝負にならないと思う。



「聖夜、百合ちゃん追っかけなくていいの。聖夜と百合ちゃんはお似合いだと思うけどな。」



「うるさいわ!美莉だまれよ。俺の気持ち分からないのか。」



分かりたくないです。



恋愛はもういい。


傷つくのも怖いし、それに年下は絶対あり得ないもの。



12才年下は、どう考えても無理でしょ……