「結局、諦めきれてねーじゃん。」


茜色の空を見上げながら、呟いた



苺花の悪口なんて言わせない。


悔しいけど…かなり、あいつに
べた惚れのようだ。


「好きだよ、苺花。」


誰にも聞こえないその声。
きっとこの2文字はあいつには
伝えられない。