そして、準備をしてドアを開けると⋯⋯


「へっ!?⋯⋯あ、あれ?隼人くん??」


隼人くんが立っていた。


うん。普通にビックリするよね。


一瞬不審者かと思って変な声出ちゃったよ。


「お前メシ作れる?」


きゅ、急だね。


「まぁある程度には⋯⋯」


食事くらい作れないと女子の欠片もなかったからね。


料理が唯一の特技だもん。


お母さんから頑張って教えて貰ったなぁ。


それも結構小さい頃。今では自分で言っちゃなんだけどぱぱっとなんでも作れるくらいには成長したはず。


お母さんには叶わないけど。


ああ見えてお母さん家事と仕事両立してるから。


すごいよね。


「じゃあ、作れ」


えっと、なんで命令形!?!?


作れって⋯⋯。