「私
光ちゃんを傷つけた」

「僕は
傷ついてないから」

「だって」

「知ってて僕は
マコ姉を抱いた

それだけでしょ?」

「そうだけど」

「マコ姉は答えを出した

だから
僕はマコ姉と離れる

兄貴を振り向かせるのは難しいけど

兄貴を支えることはできるでしょ?

マコ姉は
兄貴にとって
大事な相談相手だ

だから
傍にいてあげなよ」

「光ちゃん」

「僕は平気だよ」

「光ちゃんはスーちゃんを?」

「まさか
僕を大学で
新しい彼女を見つけるから」

すぐに
見つけられるかわからないけど

もう
スーちゃんや
マコ姉とは

深いかかわりを持たないって
決めたんだ

「最後にって
わけにはいかないの?」

「いかないよ」

「僕も
マコ姉も
答えを出しているんだ

道を過っちゃいけないよ

だから
マコ姉はベッド寝てよ」