診断基準となるような身体症状、臨床所見、器質的病変は存在せず、以下に挙げる特徴的な思考、行動にあてはめて診断する。

自分は特別な存在だと思い込む。

やれば何でもできるかのような万能感を感じるが、実際に行動に移す事は少ない。

様々なものを批判しはじめる一方、ある種カルト的なものを崇拝する。

メディアやインターネットで仕入れた知識を自分の考えであるかのように語る。

上記に付随し、見た・聞いた知識を経験として語る。

また数字を勝ち負けに結びつける。

愛想がなくなり、孤独を好むようになる(所謂、孤高)

自分の理想とする世界を妄想する(ノート等に書き留める症例も報告されている)

闇属性を好む(堕天使、漆黒の翼など)

急に洋楽を聴きはじめ、その一方で邦楽を否定し始める。

急に作詩・作詞をはじめる。

急にコーヒーを飲むようになる。

ライターを持ち歩くようになる。

知りもしないマイナーな国 (特にミニ国家) に思いを馳せるようになる。

漢字表記を乱用しはじめる(例:その→其の、ここ→此処、あなた→貴男・貴女)

類例として、旧字体・大字・歴史的仮名遣・『ヴ』を好むなどがある(例:わざわざ『第壱章』と書く、『ヱヴ〇ンゲリヲン』)

自分の部屋に親が入ると怒る(プライバシーが何とかとか)

共通するのは自分を良く見せようとする自己顕示欲、或いは自己陶酔である。

またこの他にも個々の症例において特徴的な症状が存在する為、注意深い観察が必要である。

『本当の自分を探す』等と言いはじめたら危険。

即座に治療を開始する必要がある。