何か怖いよぉ……



そう思っていたら、ふわりと
私の体はいい匂いに包まれた。


「京ちゃんっ！」


ぱっと上を見上げると、金髪で整った顔の男の子に抱きしめられていた。


彼は大西京平くん。
私の幼なじみ。


金髪の綺麗な髪、170を超す高めの身長、整った顔立ち、着崩した制服。


見た目は怖いけどかっこよくて優しい京ちゃんは男の子からは、恐れられていたが女の子達からはすごい人気があった。


そんなかっこいい人と幼なじみなのが
私のプチ自慢。


恋愛感情とかはないけれど
京ちゃんがもてもてなのは
何か嬉しい。


京ちゃんは何でもできる。


勉強(毎日どこかでさぼってるけど)スポーツ、料理まで……