なよ子は員子が手に持っていたものを
見て一気に青ざめた。


赤い大きなボタンが付いた箱。


もちろん員子が赤いボタンを
押した瞬間


なよ子は即死。


逆らえるはずもないなよ子は
青い顔をしながら


万歳をした。


「員子様バンザイ!


最高に員子様は
若くて美しいです!」


なよ子は青ざめた顔で
員子の機嫌を取る。


員子はその様子を見て
満足そうにうなずいた。


「そんな当たり前のこと言われても
うれしくないなー


私が美しいのは当然のことだし」


員子はそう言って笑っている。


ムカつく。


相当ムカつくが
なよ子は耐えるしかなかった。