『お前が楽しそうなら…何でもいい』



『類、最近甘くなったね。
もう気のせいじゃ無いと受け取ったよからね?』



冗談で返した私の言葉に、少し口角を上げて笑った類を見てニヤッと私も口角を上げて笑い返す。

何となく、類とこうしてるのが1番楽しいなんて、本人には絶対言ってやらない。


言った暁には、私へ冥土からの招待状が届く気がするからね。



『あーっ! 類また杏ちゃん取ってる!』


『イチャイチャ反対‼︎ 今すぐ引き剥がすべし!』



イチャイチャしてた気なんて毛頭無いんですが。


そんな私の反論も聞かず、類から私を遠ざけた零と陽は、私に引っ付いて類を睨み続けていた。



『……何、この険悪な雰囲気は』


『くそ女、てめえのせいだ。責任とれ』



『私、どう考えても無実だよね⁉︎』












拝啓…お母さん。(お父さんは敢えて入れない)



前略


私は今、麗華と一緒に騒がしい毎日を過ごしてます。