「高木の席は、津村の横な。」


男子からずるいと罵声を浴びせられる俺と、

女子からも無言の圧力を浴びせられる彼女。



でも、ま、いいや。

こんな可愛い子が隣の席なんて
俺ってラッキー。



高木さんは、

一番後ろの窓際に座る俺の横まで歩いてきて、緊張気味に微笑んだ。


「よろしくね、津村くん。」