「私、何考えてるんだろ。」



慌てて、考えを止める。



1人で考えればどんどん不安になって、おきてもいないことばかり心配してる。



「お願い、起きて…」



悲痛な声が病室の中に響き渡る。



そうして、奏が目覚めないまま夜が明けて言った。