思わず告げられる言葉から逃げたくなった。



「嘘言わないで!!!」



『…。琴音、信じたくないと思うが本当だ。』



追い詰めるように発せられたその言葉に頭を鈍器で殴られたように真っ白になり、立ちすくむ。



「今から言う病院に来い…」



奏のいる病院に行かないと…



その思いだけで走りだす。