｢ふふっ｡やっぱり永田くんはMですわね｡笑｣

｢うん。奏斗はドＭだよ。｣

｢ｲﾔｲﾔｲﾔｲﾔ違いますよ。｣

｢違わなくないよ。｣

｢もー蛍がいうとみんな信じちゃうじゃん。｣

永田くんがハブてた笑

｢えっ｡いーじゃん別に｡｣

｢なんで？｣

｢だってホントのことじゃん。｣

｢いや、ホントじゃないから。｣

永田くん怒ったかな？

初めて見た、怒ったとこ。

緒方くんも慣れてきて心開いてくれたし。

。。。

彼女の前ではこんな顔するのかな、

どんな笑顔するのかな、

てれたりするのかな 、

｢保坂さん？｣

緒方くんだ。

｢ふぇ？｣

｢ダイジョーブ？
涙目なってるけど。｣

心配してくれるんだ。
緒方くんって優しいんだな...。


｢えっっ
だ、大丈夫だよ！
前髪が目に入っちゃって｣

｢そっか。｣

って言って頭をポンポンしてくれた。

｢ありがと。｣

｢ううん。｣

このままじゃ緒方くんのことが好きになっちゃうかもしれない。

でも好都合なのかもしれない。

なんて馬鹿なのかな｡私｡